- 深海を思わせる群青の空間、金沢の文化が育まれた場所。
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- 水滴が奏でる繊細で優しい音が日常の喧噪を忘れさせ、気持ちを癒してくれる。
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- 芸妓が身につけた簪などをはじめ、加賀の誇る工芸美術の数々を展示。
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旧中やは文政三年(1820)に創立されたお茶屋の建物で、典型的なお茶屋の造りをそのままに残しており、歴史的にも大変貴重な建物です。
2階が客間で、遊芸を主体とするため開放的で押入や物入れ等がなく、座敷には弁柄の朱色や鮮やかな群青色の壁が塗られて優美で繊細なお茶屋特有の粋な造りになっています。
1階には金、銀、珊瑚を贅沢に施した髪飾り、加賀蒔絵、加賀象嵌などの優美な道具類が多数展示されており、江戸時代の町人文化の栄華を垣間みることが出来ます。
- 茶屋町は文政三年に加賀藩の政策により浅野川界隈に点在したお茶屋を集めて街割りしたものです。今は「ひがし茶屋街」と呼ばれ、街並みは藩政時代のままに残された国の重要伝統的建造物群保存地区。 図を拡大